2024年の10月27日（日本時間）ＭＬＢのワールドシリーズ第2戦でかつてない静寂がグランドを覆いました。皆、信じたくない出来事が起きました。大谷選手が2塁に盗塁した際に、体の異常を訴えてベース付近に横たわっていました。事態が把握できずに、起きてはいけないことが起きてしまい、誰も声を発することができなかったのです。
大谷選手で望んで止まないワールドシリーズの決戦です。第1戦目はフリーマンの逆転サヨナラ満塁ホームランでドジャースが劇的に勝利しました。その余韻で、次の第2戦も山本由伸投手の力投もあり、勝ち試合で推移していました。
7回裏に勝利を確実なものにする為に、四球で出た大谷選手が2塁に盗塁を仕掛けました。レギュラーシーズンであれ程の数と成功率を誇っていたのに、盗塁失敗でベース付近に横たわってしまいました。すぐさまトレーナーと監督が駆け付けダッグアウトに連れて帰りました。その間、信じられないくらいの静寂が球場全体に広がりました。
ドジャースメンバー及びファンは、勝利を願う歓喜の輪から、大谷選手への心配へと切り替わってしまいました。ドジャースは、その後ピッチャーを中心にきっちりとヤンキースの反撃を抑え勝利しました。
試合が終わった時には、大谷選手の様態がまだ分からないので、これからの闘いがどうなる事かと勝利の喜びよりも心配の方がまさっていました。
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新たなドラマが始まるのか？
第3戦は、ヤンキースのホームグランドのあるニューヨークに舞台は移ります。気温は10度以下で、ロサンゼルスの半分以下になります。ケガ人としては、寒さで余計に負担が掛かります。
大谷選手は精密検査の結果、左肩の亜脱臼という診断でした。肩が完全に抜けたわけではなく、少しのズレで左肩はすぐに戻ったそうです。しかしながら、嵌ればいい訳ではなく炎症が残っているので、動かせば痛みが走ります。
通常であれば、２～３週間の休養が必要になります。レギュラーシーズン中であれば、少なくとも１週間の休みを取るそうです。そういう中で、大谷選手は強行出場をするようです。
あと２勝で悲願が達成します。出来ることなら、勝って欲しい。しかし、その為に無理をして後遺症が残ることは避けて欲しい。昨年の８月以降、疲れによる脇腹の痙攣が頻発して、最後は右腕の腱を痛めて手術をする羽目に陥りました。それを見ているだけに、ケガに対しては、怖さを感じます。
まとめ
ワールドシリーズの闘いが非常に興味深いです。
始まる当初は、大谷／ジャッジのホームラン競演を楽しみにしていました。今は、どうにか無事に大谷選手がこれ以上ケガがひどくならずに、ドジャースが勝ち切って欲しいと思っています。
ケガを押して優勝するというドラマは美しいですが、悲劇が無くて達成することを祈ります。
やはり、ＭＬＢのポストシーズンは厳しいものがあります。レギュラーシーズンで162試合、ポストシーズンで11～22試合戦います。とんでもない試合数です。大谷選手はそれらの試合をほぼ出続けています。初めての経験なので、休養の取り方も実感できませんね。
いずれにしても、あと少し。最高の結果が出るように応援し続けます。