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大谷翔平が絶対に言わない言葉とは? 言霊の大切さ

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大谷翔平選手は、昔からの教えで言葉を大切にしていますね。

そうなんです。特に自分が発する言葉は責任をもって大切にしています。その中で、絶対に言わない言葉があります。

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是非とも教えて欲しいです。多くのインタビューを受けていても言わない言葉があるのですね。興味深いです。

「言霊」の存在を信じる

先日のWBCでの何とも言えない活躍を示してくれた大谷翔平選手ですが、大谷を大谷たらしめている重要な素質がもう一つあり、自らの未来を切り開く「言葉の力」があります。ネットで発信されている記事がありますので、参考に紹介します。

2018年渡米前の大谷選手の言葉

大谷選手の言葉

●「一番野球が上手い選手になりたいと思って小さい頃から頑張ってきた」

それに対してのコメントです。

専門家のコメント

●「大谷選手は花巻東高校時代から、人生の節々で自らの目標を公言し、達成してきました。その強靭な『意志の力』に驚かされると同時に、人間の行動に『言葉が及ぼす力』の大きさを実感させられます」 ☞スポーツ心理学者の児玉光雄さんのコメント

●「近年の研究によると、人間は頭の中で思い描いているイメージよりも、口から発した言葉に影響されやすいことがわかっています。脳内で成功のイメージを描いていても、ふと不安になり『ヤバい、どうしよう』とつぶやいてしまえば、脳は一気に上書きされてしまう。どんな言葉を発するかは、脳のパフォーマンスに重大な影響を及ぼすのです」 ☞メンタルコーチの飯山晄朗さん

日本人は『古事記』の時代から、「言霊」の存在を信じてきました。ある意味オカルトのように扱われがちな概念ですが、最新の脳科学は、言葉がいかに人間の行動の成否を左右するかを証明しています。

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悲観的な言葉は発しない

大谷選手は、自分自身の将来について、悲観的な言葉を口にしたことは一度たりともなかったのです。

大谷選手の言葉

●「無理だと思わないことが一番大事だと思います。無理だと思ったら終わりです」

●「頭で最初に考えて、そして後からモノができる。160kmを投げている姿がある。そこに後からできる現実がある

驚くような目標を、臆することなく公言する。

といって、虚勢を張っている様子もなく、自分に過度なプレッシャーをかけて悲壮感を漂わせることもないのです。あくまで自然体なのです。

大谷選手の言葉

●「(ピンチのときは)ポジティブに考えようとは思っていない、ということですね。何事もバランスかなと思っているので」

これまでのスポーツにおけるメンタル管理の世界では、常に状況を楽観的に捉えるポジティブシンキング」や、ピンチの際に自分を奮い立たせることが重要視されてきました。

しかしながら、現在の脳科学においては、最も高いパフォーマンスにつながるとされるのは、大谷選手のような自然体であると言われています。ネガティブでもポジティブでもない、「ニュートラル」の状態を常に維持することが大事なのです。

専門家のコメント

●「掲げた結果を達成するために思考を変えていく行為は、短期的には上手くいくかもしれませんが、いずれ無理が出てくる。その点、いついかなる時でも自然体の自分で臨めれば、脳も肉体も高いパフォーマンスを発揮することができる。私の見る限り、大谷選手はそれがもっとも優れているアスリートの一人です」 ☞スポーツドクターの辻秀一さんのコメント

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揺るぎない心

勝つことや、良いスコアを出すことを意識しすぎることなく、これから臨む一球、一スイングに全神経を研ぎ澄ますことを大谷選手は心掛けています。

2018年に、対戦する投手のデータについて聞かれた大谷選手が語った言葉があります。

大谷選手の言葉

●「理想のバッティングというのは、データを活用しないのがベストだと思っている。ベースの上を通るボールを何も考えずにホームランにできるというのが究極のスタイル」

専門家のコメント

●「脳は論理を処理する部分と、感性や直感を司る部分に分かれている。データを参考にはするものの、いざ打席に立ったら、一切の予断を捨てて、直感と反応を信じる。すると、思考が乱れにくくなり、心が落ち着く。それを自然に実践していることに驚きました」 ☞スポーツ心理学者の児玉光雄さんのコメント

「いま、ここ、自分」に集中し、心に揺らぎがない状態を作り出す。これを、心理学では「フロー」と呼びます。こうした言葉は、大谷選手が人生の早い段階から、いかにフローの状態でプレーすることを模索してきたかを感じさせます。

大谷選手の言葉

●「一流のピッチャーになるんだとか、一流のバッターになるんだとか思っていたわけじゃない。いいバッティングをしたい。いいピッチングをしたい。いつもそれを望んできました」

●「(ホームランを)狙うということはなく、良い角度でボールに当てるというのが一番」

同時にわかることは、大谷選手が「成果」と「結果」を切り分けて考えてきた、ということです。この2つは似たような文脈で使われますが、意味するところはだいぶ違うようです。

スポーツメンタルトレーニングの第一人者・高畑好秀さんがコメントしています。

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専門家のコメント

●「この2つは似たような文脈で使われますが、意味するところは違います。端的に言えば、『成果は自分自身の行動から直接導かれるもので、『結果』は他者からの影響も加味した最終的な状況を示すものです。160kmを投げることは成果であり、チームの勝利は結果にあたります」 ☞スポーツメンタルトレーニングの第一人者・高畑好秀さんのコメント

プロである以上、チームの勝利という結果が得られることが一番大切なことです。しかしながら、各自の成果の積み重ねによって導かれるものが結果のはずです。大谷選手は、いま目の前にある「自分ができること」に最善を尽くすことがひいてはチームの勝利につながると捉えています。

まとめ

さすがとうなずく大谷選手の言葉です。自分として感銘を受けたのは2つあります。1つは、悲観的な発言を決してしない。

そしてもう1つが、かと言って「ポジティブに考えようとは思っていない」ということです。自分が悩んでいた問題でもあります。悲観的は✕なのは分かりますが、ポジティブに考えようとは思っていないは、実戦で苦しんだ人しか言えない言葉ですね。

指導者はついついポジティブに考えるように指導しがちです。ケースバイケースで言葉を考えなくてはならないですね。

やはり、大谷選手からは学ぶべきところが、無限にありそうです。楽しみでなりませんね。

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