日本では、なかなか良いIT系のイノベーションが生まれませんね。
難しい問題です。イノベーションにはクローズドイノベーションとオープンイノベーションがあるのですが、今流行のIT系はオープンイノベーションが多く日本は不得意な分野なのです。
開発スピードや費用も考えて、もっと積極的にオープンイノベーションを取り入れてIT業界に乗り込んでいきたいですね。
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オープンイノベーションとは
オープンイノベーションは、2003年バークレービジネススクール教授のヘンリー・チェスブロー氏が提唱したコンセプトです。「知識のインフローとアウトフローを活用しイノベーションを内部、外部で引き起こし市場を拡大する」と定義しています。
IT業界では、かなり広まってきています。知識の囲い込みよりも多くの知恵を集める方が、良いという考えです。
今後は、AIがその一役を担うのでしょうか?
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具体的な事例を上げて考えてみましょう。*オープンイノベーションの成功事例と失敗事例
ソニー
ソニーは2014年にライオンと京セラの3社でスタートアップ企業を支援するプログラムを通じ、仕上げ用の電動歯ブラシを新規開発します。 お陰で、市場への迅速な流通が実現しました。
プリングルズ
ポテトチップスで有名な会社で(P&G)、売り上げ低迷時にポテトチップス1枚ずつに絵や文字を印刷するというアイディアが出ました。単独では印刷機能の技術がなかったのでオープンイノベーションで印刷会社と共同開発しました。狙いは成功し、新たな需要を生み出すことに成功しています。発想がユニークですね。
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技術の組み合わせは興味が湧きやすいですが、他にもいろいろなリソースがあります。
オープンイノベーションのリソース
- 技術
- 人材
- アイデア
・技術
特許が取れるような特異な技術があれば、より注目されます。要素技術というよりも、用途開発の技術が重宝されるかも知れません。
・人材
人数の多さも価値につながります。また、特別なスキルを保有していれば素晴らしいリソースになります。今後はAIも入ってくるかもしれません。
・アイデア
新規事業のアイディアや立上げの経験は、無形の財産として重宝されます。また、関連する知識も対象になります。
他にも、悩んでいるユーザーやコネクションなども企業のリソースとなります。例えば専門家とのつながりを持っている企業と組めば、一人ずつ専門家を集める必要がなくなります。
どうやって身に付ける
東京大学発のイノベーション教育プログラムのなかから、イノベーション人材の育成について考えていきます。
目標は、『誰もがイノベーティブで新規性の高いアイデアを生み出す人間になれるという自信を持たせること』です。意外にも、自信の獲得が大事なのですね。
ワークショップではプロセスを重視
- まずは「スキルセットの育成」から実施
- 課題を答えることでスキルセットやマインドセットが身につく
- 自らもアイデア創出が “できる” とわかった過程を経て、モチベーションが育っていく
イノベイターへもマインド、モチベーションの維持を如何にサポートするかが大事になっていきますね。
イノベーション人材の3要素
- スキルセット
- マインドセット
- モチベーション
まとめ
オープンイノベーションをまとめてきましたが、特別でも何でもないということが分かりました。
まずは、何かをイノベーションする。そのネタを成就させるために、クローズドイノベーションが良いのかオープンイノベーションが良いのかを選定する。企業規模も考慮して方式を決める。そして、推進し結果を出す。
要は、イノベイトするネタを探し出すことが最も大切であり、常に考えないといけないことなのです。時代はかなり前から、ハードの世界からソフトの世界に移行しています。頭を柔軟にして新しい世界を模索していきましょう。出る杭をいっぱい出させ太くして、同調圧力に負けないイノベーションを創出していきましょう。
しかし、EV戦略に勝っているトヨタの躍進は素晴らしいものがあります。自分の強み、忘れてはいけない技術(エンジン)をしっかり守り、欧米、中国に勝っていく姿は企業人の誉れですね。一時期、トヨタも日本政府、マスコミから総叩きを受けています。
トヨタに続く企業が出ることを望みますね。出来ることなら、家電業界から出てくれると嬉しいですね。
未来が明るくて楽しくなってくれたら良いですね、。