今年(2023年)のMLBのプレーオフは、意外な展開でした。ワールドシリーズに進出したチームは、両リーグともワイルドカードで選出されたチームでした。
そうなんです。下克上のシリーズでした。やはり、MLBのプレーオフは意外性があって難しいし面白いですね。
この度のプレーオフの結果をじっくり見ていきましょう。
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MLBのプレーオフ状況(2019~2023)
ここ5年間の、プレーオフ進出チームをまとめてみました。各地区の優勝チームと次に勝率の良い3チーム(ワイルドカード)が、対象になります。2022年からは、ワイルドカードは2チームになりました。
各リーグで15チームありますから、その内の6チームがプレーオフに進出できます。確率で言えば4割となります。大谷翔平選手が所属していたエンジェルスを見ていれば分かるように、簡単なことではないですね。
アメリカンリーグ
プレーオフ進出チーム
1.各地区優勝チーム・・・3チーム(東地区、中地区、西地区) 各優勝チームで勝率の上位より、第1シード~第3シードに割り当てられる。
地区 | チーム | 勝率 | シード |
東 | ボルチモア・オリオールズ | 0.623 | 1 |
中 | ミネソタ・ツインズ | 0.537 | 3 |
西 | ヒューストン・アストロズ | 0.556 | 2 |
2.ワイルドカード・・・3チーム 優勝チーム以外で勝率の上位3チームに、第4シード~第6シードに割り当てられる。地区ごとに分けられている訳ではない
地区 | チーム | 勝率 | シード |
東 | タンパベイ・レイズ | 0.611 | 4 |
西 | テキサス・レンジャーズ | 0.556 | 5 |
東 | トロント・ブルージェイズ | 0.549 | 6 |
プレーオフの仕組み
4つのシリーズに分けられており、試合数も決められている(2023年)
- ワイルドカードシリーズ (3戦2勝制) 10/4~10/5
- ディビジョンシリーズ (5戦3勝制) 10/8~10/15
- リーグチャンピオンシップ(7戦4勝制) 10/16~10/25
- ワールドシリーズ (7戦4勝制) 10/28~11/5
1.のワイルドカードから勝ち進めると世界1までには、13試合~22試合を行う必要がある。
ここ5年間で、プレーオフに出場できていないのは、大谷選手所属のエンジェルス含めて3チームです。他の2チームは中地区の、タイガースとロイヤルズです。
この3チームの勝率は、いずれも5割を切っており、まずは5割獲得が最優先ですね。
東地区は、いずれのチームも優秀で下位のチームも5割近くの勝率を持っています。特に際立つのは、レイズとヤンキースで、レイズは5年連続してプレーオフ進出。ヤンキースも今年以外は4年連続で進出しています。
西地区は、アストロズが優秀で、5年連続プレーオフに進出しています。昨年度は、5年ぶりにワールドシリーズ優勝で、世界一になっています。2023年も連覇を狙っていましたが、リーグチャンピオンシリーズで3:4で惜しくもテキサス・レンジャーズに負けてしまいました。
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プレーオフ進出チーム
1.各地区優勝チーム・・・3チーム(東地区、中地区、西地区) 各優勝チームで勝率の上位より、第1シード~第3シードに割り当てられる。
地区 | チーム | 勝率 | シード |
東 | アトランタ・ブレーブス | 0.642 | 1 |
中 | ミルウォーキー・ブルワーズ | 0.568 | 3 |
西 | ロサンゼルス・ドジャース | 0.617 | 2 |
2.ワイルドカード・・・3チーム 優勝チーム以外で勝率の上位3チームに、第4シード~第6シードに割り当てられる。地区ごとに分けられている訳ではない
地区 | チーム | 勝率 | シード |
東 | フィラデルフィア・フィリーズ | 0.556 | 4 |
東 | マイアミ・マーリンズ | 0.522 | 5 |
西 | アリゾナ・ダイヤモンドバックス | 0.519 | 6 |
プレーオフの仕組み
4つのシリーズに分けられており、試合数も決められている(2023年)
- ワイルドカードシリーズ (3戦2勝制) 10/4~10/5
- ディビジョンシリーズ (5戦3勝制) 10/8~10/15
- リーグチャンピオンシップ(7戦4勝制) 10/15~10/24
- ワールドシリーズ (7戦4勝制) 10/28~11/5
1.のワイルドカードから勝ち進めると世界1までには、13試合~22試合を行う必要がある。
ここ5年間で、プレーオフに出場できていないのは2チームです。中地区のパイレーツと、西地区のロッキーズです。やはりこの2チームの勝率も5割を切っており、まずは5割獲得が最優先ですね。
東地区は、ブレーブスが優秀で5年連続リーグ優勝しています。2021年度は、26年ぶりにワールドシリーズで優勝し世界一になっています。
中地区は、ブルワーズとカージナルスが優秀で、プレーオフに4回進出しています。
西地区は、ドジャーズが優秀で5年連続プレーオフに進出しています。2020年度は、32年ぶりにワールドシリーズで優勝し世界一になっています。しかしながら、2023年は、ディビジョンシリーズで 0:3でダイヤモンドバックスにストレートで負けて短期決戦の弱さを露呈しています。
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ワールドシリーズに勝ち進んできたのは、アメリカンリーグでは第5シードのテキサス・レンジャーズ、ナショナルリーグでは第6シードのアリゾナ・ダイヤモンドバックスです。両チームとも、ワイルドカードからの勝ち残りです。また、この両チームはここ5年の間では、今年が初めてのプレーオフ進出で今年の爆発力は脅威的ですね。NPBでは、ヤクルトとオリックスが一昨年、前年最下位同士の日本シリーズでの決戦で話題になったのに似ています。
通常では、起こりにくいことが起こっているので、どのチームも世界一のチャンスはあるのかも知れません。しかし、確率から行くとやはりレギュラーシーズンできっちり成績を残すチームを目指す必要はあります。大谷選手には、レギュラーシーズンで勝ち上がるチームに次は行って欲しいですね。
マイナビふるさと納税まとめ
今年のMLBのプレーオフは例年に無く下克上の年でしたね。大谷選手が所属していたチームが早々とプレーオフがなくなりましたので、興味がなくなりあまり関心を持っていませんでしたが、客観的に見て面白かったみたいですね。
できれば、大谷ファンの自分としては、プレーオフまで野球の関心を持てるように大谷選手にはプレーオフ進出をしてほしいものです。
FAの移籍先が楽しみですね。