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宝塚だけじゃない! 伝統に隠されたパワハラ組織の闇

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マイ

宝塚の団員さんが、組織の過重労働、パワハラとイジメにあってマンションから飛び降りた事件が起きました。詳しい原因解明は今やっている最中ですが、悲しいことです。

宝塚は上下関係が厳しいという事は、有名な話で100年を超す伝統がある組織です。今回の事件との関係は分かりませんが、組織としての課題は上げなければなりませんね。

ケイ先生
マイ

今の時代、無条件で上下関係を良しとする組織は、如何なものであるか検証する必要がありそうですね。


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パワハラが起きやすい組織

宝塚で代表されるルールとして厳しい上下関係があります。これは、日本古来の目上の人を敬う風習から来ていると思います。そして、風習が習慣となり伝統という言葉で塗り固めて続けていく組織は、日本には多いです。ちょっと前に根強く残っている体育系クラブでも問題になっていました。傍から見るとまさしくパワハラです。

また、人間の特性として本能的に長く続いているものを正しい、みんなが支持してるものは正しい、という様に思いやすい傾向を持っているようです。その為、パワハラが長く続けられているとそれを正当化するような組織が生まれてくるのです。

そこで、パワハラが起きやすい組織の特徴を5つ Youtubeでメンタリストdaigoさんが述べていますので、参考にして考えていきましょう。

パワハラが起き易い組織の特徴TOP5

5位 階層的構造

4位 権力の集中化

3位 意思決定プロセスが不透明

2位 競争が激しい文化

1位 パワハラを容認した歴史の長さが伝統である

J:COM TV

5位 階層的構造

厳密な上下関係がはっきりしている組織ほど、パワハラが起き易いということが分かっています。上の人間の命令は、絶対みたいな組織、例としては警察組織とか、自衛隊もそうですね。

一般的に、上の人は権力を持っています。権力を持っているという事は責任があるという事なんです。要するに、上の人は下の人の分まで責任を取らないといけないわけです。下の人のミスは、上の人:上司が取るわけです。

そこで、責任取らないくせに権力を振りかざす上司がクソ組織を作っていくのです。言うことだけ立派なくせに、いざという時に責任を取らないで逃げる上司を権力の乱用というのです。それがパワハラの正体です。

上記のクソ上司が責任のがれができる階層的構造があると、パワハラが起き易くなるわけなんです。

4位 権力の集中化

権力が少数の個人に集中すればするほどパワハラは、起き易いということが研究で判明しています。いろいろな部署があって、そこにそれぞれのリーダーがいる様に権力が分散してると、暴走は起きづらいのです。

力が集中すると、基本的に暴走しやすくなるわけなんです。なぜかと言うと少数の人間に権力が集中すると、同時に少数の人間が支配するという構造になるのです。リーダーシップではなく、単なる支配構造になるのです。

トップがパワハラをすると仮定します。それがどうなるかというとトップに従わないといけないと思ってる9割の人たちが、パワハラを見て見ぬ振りをするのです。

そして、パワハラを厳しい躾と言って習慣化し伝統という言葉を使って、自分の地位・組織を攻撃されないように守っていくのです。

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「女性だらけの職場だと怖い」というコメント

また、「女性だらけの職場だと怖い」みたいなコメントがありましたけれども、これも実は大事なポイントです。

男性に比べて女性の方が、良くも悪くもグループを作やすいようにできているのです。これはジェンダーの問題ではなく、本能的に男性は狩猟に出掛けるのでグループよりも個人の行動が多い。女性は残って家を守るので、地域の人と協力する必要があるのでグループを作り易いのです。

周りの人が同じことをやっているから、自分も同じことをしておこうという感覚が強くなってしまうわけなんです。だから、一度いじめのターゲットにされると助けてもらえず、長く続いてしまうのです。

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3位 意思決定プロセスが不透明

スポーツの試合やゲームで、人によってルールが変わったりとか、日によってルールが変わったりしたらクソゲーどころではなく、全く面白くないですよね。

実は、ルールが不明確な事が起きやすいのがパワハラ組織なんです。意思決定が不明確だと権力者の気分で物事が決められてしまうのです。

その為きちんと説明しなくてもいいし、誰が責任取るかも分からない。権力を持つ人に気に入られれば上に上がるし、気に入られなければ落とされる。生殺与奪の権利を個人が握ってるという状態になってしまうので、こういう組織になると当然パワハラは加速しまう。同時に、被害者が声を上げづらくなってしまうのです。

ワンマン社長や同族経営とかで社内のルールが明確ではないところでは、やっぱり社員さんはやりづらいですね。イエスマンだけになります。

逆に同族経営でちゃんとしてるところはルールを決めているところが多いです。そうしないと優秀な人は入ってこないですしやめてしまうのです。優秀な人が入らないとおかしいと声をあげる人が減ってしまい、無能な人を踏みつけてふんぞり返って偉くなった気分になりたいやつだけが残ってしまい、どんどんクソ組織になっていきます。

2位 競争が激しい文化

組織というのは2つのパターンの組織があって、団結して組織の外と戦うタイプの組織組織の中で足を引っ張り合うなど競争する組織の2つがあるんです。

特に敵が全部内側にいるみたいな組織は、パワハラがメチャクチャ起き易いのです。

宝塚は、伝統で守られていることを専売特許みたいな相撲部屋とかに近いところがあるのではないかなと思ういます。伝統でこの枠の外の人たちとは同じことはしません。宝塚の団員は、宝塚の外部の人は基本的に出演しないのです。宝塚の枠の中で戦うみたいになってしまうと、当然なんですけれども個人は上に立つのは権力的に上に立つためなんです。

そうなると他人を蹴落とそうとする傾向が高まるのです。狭い枠の中に、人間を閉じ込めるといじめは起きやすくなるのです。

このような伝統という文化は、特にパワハラを正当化する傾向が高まります。自分の地位を手に入れるまたは守るために、上が下をいじめたりするのです。

多くの下の人は、クソ上司とかクソ先輩に取り入って、いわゆる味方につこうとするわけです。権力者の方に自分が上がるために委ねるのです。そうするとパワハラされてる人を、自分もそういう人に向かって石を投げないと上に上げてもらえないから行うのです。そうすることで、パワハラが正当化されるわけなんです。

よくわからない伝統だからとか言って守り始めるとどうなるのかというと組織が代謝されないんです。閉鎖空間に閉じ込められるのです。その如何にも閉鎖された空間で自分の地位を上げるかになってしまうので、結果的に今回のようなことが起きるのです。

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1位 パワハラを容認した歴史の長さが伝統である

なぜパワハラの伝統がなくならなかったのかというと今までずっと適切にパワハラに対応してこなかったし、みんな目をつぶってきたからです。

目をつぶるとどんどん繰り返されていって、これがパワハラを容認する伝統という言葉に変わるのです。

どんな悪いことでも続いたら伝統で片付けられるのです。

例えば「社会的学習理論」を提唱した心理学者のアルバート・バンデューラさんの理論を見ると、「人間は他人の行動を観察して真似することによって学習していく」のです。自分よりも上の人がパワハラを容認しているとなれば、自分もパワハラを容認しようとなるのです。そうして、パワハラを容認している人数が組織の中で増えていけばパワハラは容認されていくわけなんです。

基本的には組織内部での自浄作用は難しく、変わりづらいものです。変えるのであれば、完全に外部の監視を入れるとか、運営事体を変えるとかしないと難しいですね。ジャニーズとかも会社を変えるとか、をやらないと多分無理なんです。改心してどうにかなる問題ではないと思います。

もしバワハラ組織にいて自分がパワハラされてるわけじゃないのだけれど、クソ組織をぶっ潰したいと思ったら、米国戦略情報局といういわゆるスパイとかを要請するような組織があるのですが、そこが出していた「サボタージュマニュアル」を使うと、結構簡単にしかも伝統的な組織の中にいるとお前頑張ってんなってなり、なぜか評価される同時に組織をぶっ壊すことができるのです。

これは、スパイという組織の中に入って、でも明らかにスパイっぽい行為をして破壊工作に出るとバレて殺されます。その為に、さも組織のためになることをやってるように見せかけて組織全体の生産性を落とすテクニックを使うのです。

直ぐにというよりも。長期的に弱体化させていく手法みたいです。もしかすると、戦後の日本がアメリカに仕掛けられた方策かも知れないですね。

まとめ

パワハラ、いじめの構造は対処が難しいですね。日本人の大切にしてきた伝統や文化が、一つ間違えるとパワハラの組織になることは気に留めて置かないといけないですね。

現に、高校野球や問題になっている日大のアメフト部などは、まさしくそのような組織ですね。野球と言えば、少年野球も指導方法に苦言を呈されていますね。

昔ながらの指導が決して良いとは限らないので、冷静に見た外部の力を借りてでも見直す必要がありますね。

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