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“覚えられない” と嘆く前に胸を張りましょう! 脳をだまし運を引き込むのも手です

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ヒロポン

最近のビジネス用語は、カタカナが多くて覚えられないんです。

そうですね。IT用語は特に覚えにくいですね。しかし、脳の仕組みを知っていれば改善できると思いますよ。

サキ先生
ヒロポン

それは良いですね。科学的に取り組めますね。

脳の仕組みとは

スポーツや、ビジネスで勝負に勝てないことが続くと負け癖が付いていると思うことがありませんか。また、勝負事ではなくても、覚えなくてはならない用語を覚えられなくて落胆することはありませんか。そんな時の対処法を脳科学者の中野信子さんがYouTubeで発信しています。

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お勧めのポーズ

お勧めの方法として、ポーズから入るがあります。面白い社会心理実験があって、2つにグループ分けをして、その特徴を探りました。1つのグループは、弱いポーズで肩をすくめ、寒そうな感じで背中を丸め、伏目がちにしました。もう1つのグループは、強いポーズをとらせ、背中を怒らせたり、足を組んで胸を張って偉そうにしてみせるなどをさせました。

ポーズホルモン分泌症状
弱いポーズストレスホルモン(コルチゾール)の値が上がる ↑
男性ホルモン(テストステロン)が減る ↓
海馬が委縮し、記憶が悪くなる
勝負強さがなくなり、やる気が失せる
強いポーズ男性ホルモン(テストステロン)が増える ↑勝負強さが出てくる、やる気が増大
テストステロンが過ぎると傲慢になる

覚える行為がステレスになれば、ストレスホルモン(コルチゾール)が増え、記憶が悪くなる。覚える行為が好きになれば、コルチゾールが減り頭の回転が良くなる。関連記事はこちら

気持ちの問題も大きいので、まずはポーズから入ってみるのも良いですね。


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運の意味付けは脳

コイントスでの裏表表示、今日の天気で晴れか雨かなど、その時の運を図ったりします。これは、事象自体には意味はなく、意味付けするのは人間・脳なのです。そこで、世界的に見て日本人は “自分は運が良い” と思っている人の割合は、かなり低いというデータがあります。

俗に幸福ホルモンを言われている “セロトニン” の分泌をコントロールするのが「セロトニントランスポーター遺伝子」です。この遺伝子は2種類あり、セロトニンの分泌量の少ない「S型」と、分泌量の多い「L型」です。この2種類の組み合わせにより、「SS型」、「SL型」、「LL型」の3つの型に分かれます。

不安を感じやすいかどうかは遺伝子と関係あり

タイプ日本人の遺伝子アメリカ人の遺伝子
SS型不安を感じやすい人65%19%
SL型中間の人32%49%
LL型楽観的な人3%32%
遺伝子のタイプ別比率

各型の遺伝子は、上記のように分類されています。不安を感じやすいかどうかは、ある程度、生まれつき決まっている要素でもあります。調査によれば、日本人とアメリカ人の遺伝子のタイプ比率は、上記のようになります。つまり、日本人は不安を感じやすい民族と言えます。「もっと多くの財産があれば幸せなのに」と思う人が多いのは、日本人が強欲だからではなく、心配症だからかもしれません。

LL型は楽観的で陽気な人が多く、セロトニントランスポーターが多い人になります。日本人はなんと3%しかいなくて、アメリカ人は32%の10倍以上です。納得しますね。このタイプは、俗にギャンブラータイプとも言われます。ハイリスクハイリターンが好きなのです。

また、違ったデータによると、意欲、憂鬱どなど、日本の若者は非常に悲観的になっています。(若者のデータはこちら

内閣府が発表しているデータを示します。

日本の若者のうち,自分自身に満足している者、上手くいくかどうかわからないものに対して意欲的に取り組む者の割合は約5割,諸外国と比べて日本が最も低いのです。また、日本の若者で憂鬱だと感じている割合は8割弱で,いずれも諸外国と比べて相対的に高いものになっています。

原因は、日本の教育システムの問題かなと思っていましたが、上記の日本人の遺伝子とも相関がありそうですね。

見方を変えれば、何事にも楽観的に考えるのではなく、心配性の不安一杯なので不安要素をあぶり出して進める堅実性が高いというメリットが考えられます。用途、場合によって考え方を変える必要がありますね。

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努力逆転の法則

誰しも、失敗するかもしれないと不安が起きたとき、「失敗しない、するわけない」と思いこもうとするとかえって不安が、大きくなって失敗してしまう。勝たなければならないと思うとかえって勝てない事がクローズアップされて体がすくんでしまう、ことはありますね。この現象を、努力逆転の法則と言います。

この対処法は、見ないようにするのではなく、ここにやっぱり落とし穴があるよね、というようにある種開き直って、どういう時に失敗するのかを分析します。不安の要因を少しでも見える化するようにします。そうすれば、対応策も見えてくるかもしれません。

自分は運の良い人間なんだっていうことを言い続けることも大事

先程もありましたが、日本人は遺伝的に「自分は運がいい」と思う人は少ないようです。なので尚更、まずは自分は運がいいと決めてしまうことが大事ですね。誰も、あなたは運が良いです、悪いですとは決められないものです。遺伝的要素はあるとしても、運がいいということを、自分が決めることをまず意識することです。

自分が運がいいよと言い続けている、あるいは思い込んでいくと、大事な時に、積極的になれると思います。ある種、脳を騙すことも必要ですね。

まとめ

日本人は、何もしなければ遺伝的に幸福感を味わい難い人種かも知れませんね。それだけ、リスク管理に優れているとも言えます。

でも、できるだけ楽しく充実した人生を送ろうと思えば、たまには脳を騙して幸福ホルモンを分泌させることも必要ですね。

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