ネットで「自分の結婚式に『お世話になった方々に来てほしい』という気持ちが理解できない。お世話になった方々からお金とって、貴重な休日の大半を潰させて自分のドレス姿とか生い立ちとか見せて笑顔や拍手を強要する、ってお世話になった方々にすること?」のコメントが話題になっています。
難しい問題ですね。ただ言えることは、この方は結婚式について真剣に考えています。だから、このような疑問が出てくるのですね。
多くの方の意見も見てみたいです。
結婚式のあり方に疑問を投げかけています。周りの意見はどうでしょうか。
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みんなの意見は?
X(Twitter)のバズリがすごいです。比率は分かりませんが、反対意見、同調する意見ほぼ同等かもしれません。それだけ関心があるのですね。
<反対意見>
- 「発想が卑屈すぎるなぁ。 大切な人のためなら、ご祝儀代や休日の時間潰されることなんて厭わない人多いと思う」
- 「多分この人の周りはこの人にとって、どうでもいい人しかいないんだろうな」
- 「こういうヒネくれてる人いや」
- 「すんごい考えやな。こんな人周りおったら誘うん嫌やなぁ」
とか冷たい対応が多いです。また、発言者の考えが全く理解できないようです。
“結婚式” とは “祝う” とはの考えが固まっているのですね。私も以前はそうでした。しかし、若い世代と話をした時に、お金も含めて真剣に考えていることに感心しました。同時に自分は何の疑いも感じていないことを恥ました。
<同調の意見>
- 「これわかる。『自分が幸せと思ってるからって相手(呼ばれる側)もそうだとは限らない』という発想って大事だと思う。とはいえ結婚式くらいは振り回しても良いのでないか?とも思う」
- 「なんかちょっとわかる。 友達のは喜んで行くけど職場の人の結婚式は、まじでこんな気持ち」
と複雑な心境をよくぞ代弁してくれたという感じですね。
<双方意見のバトルに対して>
- 「めっちゃ分かるって思ったけど、リプ欄地獄絵図で見てておもろい」
- 「リプライもみてたらウェディング・ブライダル業界の衰退にも納得できた」
と結婚式のあり方を考え直す時期に来ているのかもしれません。
<ご祝儀が気になっている意見>
- 「わかる。結婚式でこちらが呼んでおいて3万円をもらうシステムが好きじゃない。全部こちら側がお金出すパーティーとかなら、気が楽かも」
との意見があります。では、問題のご祝儀相場を見てみましょう。
ご祝儀相場
祝いたい気持ちはあるけれど、金銭的に厳しいという意見も上がっています。
- 「ご祝儀が3万円の相場だとしたら悪いけど出席できません。若い世代の給料は手取り15万円くらいで、1/5にあたるのでかなり苦しい」
と相場の高さに嫌気も…。
ご祝儀相場は、昔から高かったのでしょうか? ネットの反応では、
- 「結婚披露宴が派手になってご祝儀相場も跳ね上がっていったのは前回の東京オリンピック後のバブル期と言われています。それ以前は友人たちが公民館を借り切って、ささやかにお祝いをするのが一般的でした」
とのコメント。高度成長の波は結婚式及びブライダルビジネスにも及んでいます。現在とのギャップを感じます。
色々な結婚式
<外人さんからの意見>
- 「わかる、日本の結婚式文化 謎。もっと違う形の挙式ないのかな」
- 「中国の結婚式に行った時、お祝い金も要らないし私服でいいし、本当に開催者側が周りの方に御礼をするという趣旨だった。気遣わないし素敵だなと思いました」
と中国の結婚式に参加された方からのコメント。
<日本の地域によって>
- 「北海道・東北の会費制、ネットで検索したら平均1.7万円と書いてありました」
- 「道外の場合、ご祝儀相場が3万円と聞いて驚愕する。会費制最高」
とのコメント。
会費制の結婚式で道民の人は祝いたい気持ちの人は会費を払って参加。会費制は分かりやすいシステムとして効果的な流れかもしれないですね。
そこで、最近の結婚式事情を見てみましょう。
<ブライダル業界の報告>
- 「今だとゲストを呼ばずに2人だけで式を挙げるプランや婚姻届だけで式を挙げないナシ婚とかもあります。その選択をする人も約3割ほどいます。多くは金銭的理由による費用軽減と考えられているようです」
とのこと。主催者側およびゲストの懐事情も鑑みての判断とも考えられます。
<結婚式の意味を考えて実施した話>
- 「私も結婚式のお祝いにお金という習慣が馴染めなかったし、“報告を聞いてもらうために来てもらう”という意識だったので、自分の結婚式では事前に“ご祝儀不要”の連絡をしました」
と自らの思いを体現したカップルもいました。後で、ご両親からはクレームをもらったそうですが…。なかなかできることではないです。
まとめ
今回の投稿者の疑問が非常識なものではなく、“結婚式” および “祝う” ということへの素朴な問題提起とも考えられます。
ご祝儀相場も今の時代にそぐわなくなっているので、結婚式自体も考え直す時期に来ているのかもしれませんね。