Human コミュニケーション

なぜ悪口を言ってはいけないの? モヤモヤ感で脳が縮みます

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ヒロポン

上司に怒られるとどうしても悪口が出てしまいます

悪口を言いたくなるのは分かります。でも何故か頭はすっきりしませんね

ケイ先生
ヒロポン

そうなんです。どうすればいいのでしょう

悪口を言う事は、気持ちが良いけど…

嫌なことが起きると自然と人の悪口を言ってしまいます。なぜ言ってしまうのでしょうか。それは、悪口を言うときに、脳でドーパミンが出るからです。そう言われるのは脳科学者の中野信子さんです。ドーパミンは快楽を感じさせる物質ですので、人の悪口を言うことで気持ち良くなれるのです。しかしながら、悪口を言うことにはデメリットもあって、自分の脳がストレスを受けてしまうのです。その為、悪口を言って、最初はすっきりしたつもりでも、後からじわじわともやもや感が来てしまうのです。

項目分泌物内容結果
人の悪口を言うメリットドーパミン(快楽物質)気持ち良くなれる。快楽を感じる最初はすっきり
人の悪口を言うデメリットコルチゾール(ストレスホルモン)誰の悪口であっても脳にストレスが生じる
後からじわじわともやもや感が来てしまう
脳が老化する
海馬が萎縮する

ストレスというのは、ストレスホルモンのコルチゾールという物質が、誰の悪口であっても耳に入ってくると出てしまうのです。脳は主語がわかっていなくて、誰かの悪口を聞くと自分に言われてるかもしれないという様に判断してしまう

コルチゾールが放出されると、脳が老化するのと、同時に海馬が萎縮してしまうのです。せっかく作り上げている脳細胞なので、萎縮や老化は避けたいものです。もったいないですね。


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スッキリしない理由

また、心理学的にみて、スッキリしない理由が2つ考えられます。

  1. 倫理的な理由:自分は悪いことをしていますとフィードバックが掛かって嫌な気持ちが生じる
  2. 悪口を言ったことが人づてに本人に伝わって、リベンジされるのではないかという不安が生じる

1.人間の脳には倫理を判断する領域というのが元々備わっている

もしも、倫理というものから外れる行動をすると、脳が判断して「これは間違っている」ということがわかるのです。自分は悪いことをしていますとフィードバックをかけて嫌な気持ちが生じるように、勝手にスイッチが入ります。

極端な例として、ベトナムに行った米兵が帰国して自殺してしまうということが、一時期、話題になりました。

ベトナムとアメリカ本国とで正義の判断が違う

・ベトナム時代・・・

  軍の命令に従い、遂行するのが正しかったし当たり前だった

・帰ってきたアメリカ本国・・・

  ベトナムからの移民もたくさんいて、仲間意識が働く。でもベトナムでは殺してきた。

  判断基準が交錯すると、“自分はすごく悪いことをした” というように自分を責めてしまう

これは正義の判断が、ベトナムとアメリカ本国とで違うからなのです。

アメリカ本国に帰ると、ベトナムからの移民もたくさんいて、彼らも同じように働いたり、勉強したりして仲間である人間なのです。自分はベトナムでは殺してきて、今は仲間として働かなければならない。このように判断基準が交錯すると、“自分はすごく悪いことをした” というように後から自分を責めるようになるのです。その為、倫理的に判断する領域が活性化して、自殺ということに結びついてしまうのです。 

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2.悪口言ったことが人づてに伝わって、リベンジされるのではないかという不安が生じる

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これは、エックスシステムというシステムが動くのです。このシステムというのは、直感的なシステムではなく、冷静に論理的に判断できるシステムでのことです。長期的に冷静に考えるシステムが働いて、このような事はまずいのではないかということを考えだし、不安に感じるのです。

 最初は、悪口を言ってすっきりしたけれども、実はこれまずいのではないのかということが、後からじわじわと迫ってくるのです。一番良いのは、本人に直接、「私はそういうことやるとすごく悲しいし、むかつくんだよね」と言えることなんです。それがきっかけで誤解であったということが、わかるかもしれないし、仲良くなれるきっかけが持てるかも知れません。

 しかし、そうできない人も多いので、悪口をどうしても言いたい場合は、会社の同僚とか同じ世界にいる人でなく、限定された人、もしくは紙に書いたりして、周りに拡散しないよう配慮した方が良いですね。

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本能(悪口の快感)と理性(もやもや感)を戦わせる

 本能(悪口の快感)と理性(ストレスのもやもや感)を戦わせて、自分にとっての最適解を探すしかないですね。

また、他の方法で、気持ちよくなれ、かつ脳や体に良い影響を与えるものとしては、下記があります。

  • 筋トレなどの運動
  • 瞑想や日光を浴びるウォーキング など

これはセロトニンを増やす方法でもあります。セロトニンは幸せホルモンなので、気持ちが落ち着きます。

いずれにしても、後悔するくらいなら人の悪口は言わないで、自分の中で処理する方法を考えた方が良いですね。

まとめ

本能だけで行動すると、何かが付いてきます。気持ちいい裏には、嫌なこともありそうです。常にバランスを考えて、上手く捌くことを身に付けた方が良さそうです。

どちらにしても、悪口を言う事で憂さを晴らすことはスマートではないですね。

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