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上司との関係性が良くなる方法! バカにできないお世辞の効能

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ヒロポン

テレもあって、お世辞を言うのが苦手なんです。

そうなんですか。昭和生まれは、お世辞は苦手な人が多いですね。しかし、お世辞には不思議な効能がありますので、試してみて下さい。

ケイ先生
ヒロポン

ありがとうございます。早速、職場で試してみます。


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上司の関係性はお世辞によって良くなる

職場での悩みの筆頭に、上司との関係性があります。良いに越したことはありません。その方法として、シンプルにお世辞が1番効果があると言われています。メンタリストdaigoさんがネットで発信されています。

お世辞の効果は、上司というよりも言った本人にもあると言われています。サンディエゴ州立大学の “リーダーとの関係性がもたらすメリット” の研究で、まずはお世辞が一番効くというデータがあります。そして、上司の関係性がお世辞によって良くなることでのメリット、をまとめました。

お世辞によって上司との関係性が良くなることでのメリット

  1. ストレスの低減
  2. 職場の幸福度が上がる
  3. 生産性の向上
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1.ストレスの低減

上司との関係性が良いと、職場だけではなく、自分のプライベートで起きたストレスまで緩和するというのです。つまり、自分のプライベートの恋愛、家庭、友達との問題など、仕事以外のところで起きたストレスもなぜか減少するというのです。

仲のいい上司は、共感能力が高いといわれています。部下の心配とか、懸念とかに対して共感を持ちやすいので、懸案事項を事前に理解して緩和してくれる緩衝材みたいな役割を果たしてくれます。その為、あらゆるストレスを軽減してくれる機能を上司が果たしてくれるのです。リーダーが良い上司、もしくは気さくな上司であった場合に関しては、プライベートのストレスまで減らしてくれる可能性があるのです。

にわかに信じがたいところはありますが、研究データとしてあるので活用することを考えた方が良いですね。

2.職場の幸福度が上がる

上司との関係性が良好であれば、個人のみならず、その周りの人達、人間関係、職場の雰囲気にも、いい影響を与えます。結果、オフィス全体の雰囲気、人間がよくなって、仕事が楽に感じられはかどるのです。

言い換えると、上司と従業員の幸福を上げるだけじゃなくて、チーム全体の幸福度のレベルが高まったりします。そして、お互いをリスペクトし合います。良い流れですね。

一般的に、上司が変わらないと、職場の雰囲気は変わらないと言われます。確かにそうですが、自分たち自身が上司との関係性を改善すれば、職場全体の雰囲気が変わる可能性はありそうですね。

3.生産性の向上

ギャロップ社の調査によると、従業員の業務成果に影響を与える原因は、70%が上司マネージャーが関わっている従業員の努力は残りの30%の原因にしかならないというデータがあります

いくら優秀な部下がいても、業務成果には30%しか寄与しない。ならば、迎合力を高めて上司との関係を良くした方が良いとなります。そうすれば70%解決する可能性が出てきますね。

上司の権限はそれほど高いという事でしょう。上司は心して対処する必要がありますね。また、部下としては、ますますお世辞の効能を考えなくてはなりません。

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データで見るお世辞の効能

お世辞によってサービスに払われるチップ量に違いが出るかの研究があります。具体的には、2007年に、アメリカの大学で2人のヘアスタイリストを雇い、顧客に3つのパターンのお世辞を言う接待を行いチップ量に差があるかを検証しました。

サービス内容具体例チップ増収量
1顧客の髪を褒める“素敵な髪ですね”など12.87%
2顧客本人を褒める“頭の形がきれいなんで、どんなスタイルでも似合いますよ”など12.51%
3お世辞を言わなかった普通の接客9.14%
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結果:お世辞の種類に関係なく、約33%の増額になっています。

もう1例は、同じくアメリカの大学で2人のパーティのウェーターを雇い、お客さんに2つのパターンでサーブ(給仕)のサービスをしました。

1つはお世辞を言いながらサーブする、もう1つはお世辞抜きの通常のサーブをするです。この違いによりチップ量に差があるかを検証します。

サービス内容チップ量
1お世辞を言いながらサーブ・・・“素敵なお召し物ですね”などお世辞をプラス166ドル
2お世辞抜きの通常のサーブ・・・“ローストビーフは如何ですか”など用件のみ18.9ドル

結果:お世辞ありのサーブが、約8.8倍の増額になりました。

お世辞を言われて真面に受け入れられなくても、悪い気はしませんよね。場の雰囲気を和ますためにもお世辞の効能は侮れません。実質的にチップの違いは想像以上です。お世辞を活用しない手はないですね。

お世辞と自慢のメリット、デメリット

お世辞の嫌いな人は、結構自慢をする傾向にあります。そこで、お世辞を言った場合と自慢をした場合で相手がどんな印象を持つのかの研究がありますので紹介します。

1986年、プリンストン大学で行われた研究です。男女50人を集めて、ランダムにペアを組んでもらい20分間の会話をします。最初は、好きな話題を自由に行います。次にお世辞を積極的に取り入れて会話する人と自慢をする人をそれぞれ設定して2回目を行います。会話の後に相手への印象を10点満点で採点してフィードバックをします。

内容好感度(評価の推移)有能さ(評価の推移)
お世辞を盛り込んだ6.55 ⇒ 7.35変化なし
自身の自慢を入れた人5.85 ⇒ 5.155.25 ⇒ 5.05

お世辞を言うことによって、好感度は上がるけど、有能さは下がりません。逆に、自慢を言ってしまうと有能さは下がり、好感度は爆下がりすることが分かりました。これは、アメリカだからではなく、日本でも同様の傾向があると思います。

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自慢が必要な時もある

会社の期末の評価面談や、実際の就職面談などでは自己アピールをしなければなりません。要は今までの実績・能力に対する自慢をするわけです。

これに関しても研究データがあります。2010年ブリュッセル自由大学で160人の学生に架空の職業面接に参加してもらいました。4つのグループに分けて面接官の評価の違いを比較するものです。

グループ分け評価順位     評価の内容
1.普通に応える特筆すべき点が感じられない
2.面接官を立てお世辞を言う
(3.と差はない)
コミニュケーション能力が高い
3.自分の能力を誇示する自分の能力に自信がある(面接の場では有効)
4.面接官を立てて、後で自分の自慢をするお世辞によって面接官に迎合し、その後自己アピールをすると受け入れ易くなる

最初は信頼のフェーズをつくって敵ではないことをアピールする。その後に、自己アピールのフェーズになっていき能力があることを主張する順番が大事。迎合すると信頼されます。だから、最初は迎合で行かないといけないのでお世辞が必要になります。

自分の味方になるってことがわかっている人が役に立つ人間だったら、こんな嬉しいことはないので断る理由がなくなります。

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まとめ

日本にはチップの文化がないので、察する心遣いを理解しなくてはなりません。よって、感謝の表現を表しにくく、お世辞の効果も察しにくいところがあります。欧米と日本では仕組みも違うので100%は理解できませんが参考にはできると思います。

想像以上にお世辞、褒める言葉は大事だという事が分かります。私自身も古い人間なので、お世辞は好きではありませんが、効能を考える必要がありそうですね。

いたずらに争いを増やすよりも、したたかなお世辞の振る舞いが時には必要になります。勉強しましょう。

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