子供が少年野球チームに入ったのですが親はどうサポートすればいいですか?
良いことですね。親としては、まずは子供のやる気を邪魔しないことです。
私は野球をやったことが無いので、出しゃばるつもりはないです。サポートに徹した方が良さそうですね。
野球の楽しさが大事
子供が最初に入るクラブチームは、親としても前例がないのでそのクラブのやり方が少年野球の常識になってしまいます。慎重に検討した方が良いですが、最低限のレベルに達していれば、まず入ることをお勧めします。
その中で、親子としてどうしてもやり方が合わなければ、移籍しても良いと思います。色々なチームがありますので、最初のチームにあまり固執する必要はないですよ。チームの方針は、指導者によって本当に違いますので、たとえ最初に入ったチームであっても考え方に同調できなければ変わった方が良いと思います。
そういう中で少年野球にとって大事なことを、WBCの世界一に貢献した伝説のスコアラー三井康浩さんの話を参考にして考えてみましょう。
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指導の基本
- 子供との接触、指導のポイント
- 子供の短所に関して
- 長く野球をやってもらうには
☆チーム選びにも、上記観点をチェックしましょう。
子供との接触のポイント
少年野球での子供たちへの接触、指導の仕方の基本をまとめると下記3つになります。
- その子の一番いいところを見つけて、そこを伸ばしてやる
- 子供たちに、野球という夢を思い抱かせる、または思い出させる
- 野球をやる楽しさを全面的に押し出す
子供の短所に関して
指導者は、どうしても子供たちの苦手な所(短所)を直したがり、それほど難しいことではないので、直れば子供たちに良いことをしたという認識なのです。
しかしながら、当の子供たちは悩む部分が多くなります。試合に勝とうと思えば、短所=失策が少なくなれば良いことになります。
しかしそうではなくて、見方を変えて子供たちの成長を考えた場合、学童の間はいいところ・本当に褒めてあげられるところを重視して教えてあげることが大事だと思います。
長所を伸ばす方が成長が早く、短所を補うことができるようになります。そして、何より好きなことを主体に練習できるので野球が好きになります。
長く野球をやってもらうには
野球は多岐にわたったスポーツなので、本人の適性を見極めるためにも、子供達に長く野球をやってもらう必要があります。その目的のためにも「野球ってこんな楽しいんだよ」という楽しさを全面的に押し出して教えてあげてほしいです。試合に勝つことは嬉しく、モチベーションに繋がりますが、勝利を重視し過ぎれば子供たちの将来の成長を妨害する事にもなりかねません。
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子供達は、怒られると途端に反応し萎縮します。そうするとどうしても体の動きや機能が低下してしまいます。そうならない為にも、楽しさを前面に押し出して、褒めておだててという感じで楽しく明るくが良いです。リラックスした状態で、野球をさせてあげるのがベスト。
野球は失敗するスポーツなので、10回打席に立って3回ヒットを打てばいいバッターで、7回はしくじってもOKなのです。だから打たなければ怒られるという気持ちを持つ必要はありません。しかし、どうしても失敗したらどうしようと考えてしまいますね。その意味もあって褒めて楽しくが必要になります。
アメリカの指導は、失敗しても決して怒られないのです。そうすれば自然とネガティブな気持ちは必要なくなります。得点圏にランナーがいた時は、「ここで俺が打てば、ヒーローになれるんだ」という風に自分の気持ちが高揚するようにポジティブに持っていけるかも知れません。
レベル | キャッチャーに構えたところに投げられる(/10球) |
プロ野球のローテーションピッチャー | 6~7球 |
プロ野球の 2軍のピッチャー | 4~5球 |
上記以下 | 2~3球 |
学童野球のピッチャー | キャッチャーミットへの正確な投げ込みは無理 |
上表のレベルなので、学童の子にキャッチャーミットに投げ込むなんて絶対無理です。例えば、「半分外側にコースから離れてもいいよ」と言うと入ったりするかもしれません。それも、だからこうなったという風に決めつけは、させない方がいいと思います。学童は全てに発展途上なので、大らかな気持ちで接するのが良いです。
バッティングで、ミート率が上がらない子供には、どうするか。
☞ 当たるという感覚を見つけられることが大事です。
その子が例えば偏ったところを振っていたら、その偏ったところをめがけて投げてあげる。そうすると当たる。当たった感触は子供は絶対忘れないので、その感覚を繰り返し与えてあげる。その延長で試合で当たるようになる。そういう小さい成功の積み重ねが大事だと思います。
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長所を伸ばすことは、良いことです。野球に限らず社会生活においても大事なことだと思います。
その時同時に、短所のことが気になります。この短所の扱いが非常に気に掛かります。オールマイティが必要ならば、短所はなくさなければなりません。しかしながら、同時に長所の特徴が薄くなれば魅力が減少します。
野球に限れば、プロではDH制があるので守備が苦手であれば、バッティングだけに命を懸けることもありですね。他の人がカバー出来る短所であれば、長所だけを伸ばし武器にできれば、それだけで戦力に成れますね。
長所を伸ばすことにより、野球が好きになって続けることができれば、野球界の未来は明るくなっていきますね。
それこそ、チームの方針が大切になってきます。長所に目を向ける、楽しみなやり方です。
大谷翔平の野球は、正しくこのような野球かも知れないですね。