サイコパスは、嫌われ者が多いです。私も近付きたくないですね。
確かに、嫌われることが多いですがサイコパスの特徴の1つとして反社会性があります。この特性は、うまく働けば素晴らしい成果を生む可能性がありますよ。
そうなんですね。成果を生み出す施策があれば教えて下さい。
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サイコパスの特性
出世する人の中に、サイコパスは存在します。
サイコパスとは、下記特徴がある人で普通に考えると付き合いたくないとなりますが、犯罪者だけでなく経営者や弁護士など社会的地位が高い人にも、サイコパスの傾向が見て取れる人もいるようなのです。
サイコパスの特徴
- 平気で嘘をつく
- ナルシスト
- 冷酷
- 話を盛ったりしながら上手な話術をする
- 主張をコロコロ変えたりする
- 反社会性
☞ 魅力的に映り、人気はある
「サイコパス」という新書を出版された脳科学者の中野信子さんがYouTubeで発信されているので、参考にして考えていきましょう。
欧米社会では100人に1人ぐらいの割合、日本だともうすこし少ないのではないかと言われています。
名称 | 存在する確率 | 日本人の数 |
サイコパス | 100人に1人くらいの割合 | 120万人よりも少ない |
サイコパスは、人間社会で見ると役に立つものかも知れない
社会にとって良くないものではないか、と一見思える暴力やサイコパス、そのような存在が実は人間社会で見ると役に立つものなのではないかということに関して、興味深いので考察したいと思います。
脳科学で分かるようになったこと
サイコパス・・・普通の人と性格が違うだけではない。機能の差、領域の差がある。
時系列的にまとめると下表になります。
時期 | 内容 |
サイコパスの今までの捉え方 | ・単に性格が悪いだろう ・単に育った環境が良くなかった |
サイコパスについて最近の見方 | ・脳のレベルや、生物的な身体的なレベルで違っているという事が、明らかになってきた |
これは、我々のこれまでの人間観を本当にくつがえすような重要な出来事で、新しい発見のような感じです。
犯罪を犯す人の5人に1人がサイコパスと言われている
犯罪を犯す理由のこれまでの認識・・・ものすごく貧困であったり、不遇であったりする
サイコパス・・・犯罪を犯す理由が上記ではなく、性格的に犯罪を犯すようなものを持ってる可能性がある
☞ 世の中を震撼させた
犯罪者の子供は犯罪者なのか
✕ 遺伝的な理由で、そのまま子供に反映されることではない。ただ同じような犯罪の傾向性があるということで、必ずしも結果の行為まで結びつくわけではない。
*サイコパスの素質をどう育てたら社会の役に立つのか、あるいは犯罪者になってしまうのかということを見極めることが大事、社会の指針にもなり得る
犯罪者を見て、脳科学的に分析してみると結構共通の脳科学的な資質があるとされています。脳という肉体に特徴が表れている可能性があると示唆している。
反社会性という言葉
サイコパスの反社会性をレベルでとらえると非常に興味深い。
サイコパスの反社会性の捉え方
●個人(ミクロ) というレベル ・・・暴力により犯罪に結びつく
●国家(人類全体)というレベル ・・・反社会性で今までの旧社会を打ち破って新しい世界を作る
上記内容のように、視点(レベル)が上がれば犯罪どころか英雄扱いになります。英雄になるのか犯罪者になるのか、これはその人の育ちや環境が大事になってきそうです。
歴史上の人物
英雄でサイコパスだなと思われる人は、織田信長が挙げられます。
彼の行動形態を見ると典型的なサイコパスだと言えます。その中にはある種の残虐性もあるし、共感しないで行動できるということも挙げられます。一方、人を引きつける力の特徴の一つとしてカリスマ性が挙げられます。
異常な魅力と形容されることもあります。 第三者的に見てみると、「なぜあの人はこんなに人気があるんだろう?」と、よくわからない。すごい人気があるけど、近くにいると不快な人、この人と一緒に仕事するのはいやだな、と思われるような人は、どんな世界にもいますね。
☞ イメージとしては、富士山に例えられます。遠くから見ると素晴らしいものだけれど、近づいてみるとゴミだらけという昔の富士山みたいな感じです。少し遠くから見ると本当に素晴らしい人に見える、そのような人物像です。
サイコパシーの高い人が多い職業
興味深いうのは職業的にそういうサイコパシーの高い人が多い職業があるようです。メディア関係の人も候補に挙がっています。
例えば、企業の経営者ですね。CEOに多いと言われていて普通の社会では100人に1人ぐらいなのが、25人に1人ぐらいではないかと4倍ぐらいに上がるといわれています。4倍に濃縮されちゃうのですね。これは織田信長に例えると、果断な決断をしなければならない時には、どんどん有能な参謀が集まっていきそして登用されて濃縮されていくのでないかと思われています。
サイコパスの役割
企業にとってのベストな選択と個々人の従業員にとってのベストな選択では全然違います。
☞ 企業にとってベストの選択をするためには、個々の従業員にとっては最悪の選択をしなきゃいけない場合にこそ、サイコパスの力は発揮される。
良い反例
良い反例としてオバマ大統領が挙げられます。彼は極めて良い人です。おそらくサイコパスではないでしょう。非常に共感性がある振る舞いを行います。
サイコパスでない側面が裏目に出た:シリアのイスラム国に対する政策
果断な決断が早くできる人がもっと早くに暴力的な行為を使ってでも介入していれば、悪い目を退治することができたのではないか、と言われています。しかし彼は実行しませんでした。むしろアサド政権の方が人権侵害をやっているという形でなかなか毅然とした形で介入できなかったのです。
一連の振舞いが一部の人にとっては軟弱だと言われて、批判されています。
良くない結果を生んだという点では、サイコパスの特性を持っていなかったために、オバマ大統領は失敗したということもできます。場合によっては政治家にとっては、サイコパスは必要な特性でもありえます。冷酷なイメージとか、強烈なカリスマ性がありますね。政治哲学の分野で言うと、当てはまる要素はいくつかあるだろうと思います。
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方針の違い(例:弱者救済、一人でも犠牲者を出さない)
1.一人一人の人権に配慮することを政治信条に掲げる人
☞ 一人を助けるために何もしない
2.全体最適が大事だと考える人(少しぐらい犠牲になっても道路を通すときはバシッと通す)
☞ 最終的には社会にとっていいこと。だからずっと住んでる住民がいてもそれを強制撤去させて、大きい道路を作る。
実験のタスク
- 1人を助けるために何もしない
- 5人を助けるために1人を犠牲にする
*多くの人は、1.の何もしないを選択する
しかしながら、時には政治は1人を殺すという果断の決断が必要な場合があると、これができる人の方が倫理的に正しいという問題ではなく、多くの人に支持されるという傾向があります。SNSが発達したお陰で、大衆の傾向と読み替えてもいいと思います。
以前のインテリ層がもっと発言権の大きかった時、SNSが発達していなかった時代には、もっと個々の救済というところに目が向けられてたと思うのです。
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反社会性の特性を有しているサイコパスは、新しい世界を切り開くのに必要な存在なのですね。ただサイコパスは怖いから排除するだけでは片手落ちになります。
人の特性として、変化を好まないがあるので、普段の平穏無事な時代はおとなしくしてもらって、変化が必要な激動な時代は織田信長の様に出現してサイコパスの特性を如何なく発揮してもらいたいものです。そう考えると、人の特性も色々あって面白いですね。