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ルーティンとゲン担ぎは別物! 勝負に強い人の心得 

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ヒロポン

試験の時に、はくパンツの色にはこだわっているんだけど結果は…

勝負パンツなどは、ゲン担ぎですよ。勝負に必要なのはルーティンなどの所作や心得です

ヒロジー
ヒロポン

そうなんですね。基本が分かっていませんでした

本番前の心得とは

一般的には、本番とは試合やプレゼン、試験の当日及び開始時と思っています。私もそう思っています。

トップアスリートの意見に興味深いものがあります。それは、試合前に会場入りした時の自分の状態で判断できるというものです。

状態内容(試合前に会場入りした時)
調子が悪い時地面しか見ていなかった
調子が良い時会場全体を見渡していた

上記のように、会場入りした時の行動で、本番での調子を決めていたということです。この発言のように、スポーツの世界では、勝負の大半が試合前に決められているとも言われています。そう発言されているのは、数多くのトップアスリートや一流ビジネスパーソンたちを指導したメンタルコーチの飯山 晄朗さんです。

では、本番前にどのようなことを心掛ければいいのでしょうか。

1.ルーティンで心を整える

ルーティンというと、メジャーリーグのイチロー選手がバッターボックスで行う一連の動作を思い浮かべる人が多いと思います。“ルーティン” というのは、心を整えるために行う一連の動作のことです。

高校野球では、試合前に円陣を組んで皆で人差し指を上げる動作を行うチームが増えてきました。これも、チームとしてのルーティンですね。

ゲン担ぎとは違う

あるメジャーリーガーが、試合当日に決まった腕時計をしているという話をしていました。たまたま、その時計をつけたときに良い結果が出たから、その後もこの時計をつけていると言うのです。本人は、この時計を "ルーティン" にしていると言っていますが、これはルーティンではなくて "ゲン担ぎ" で、一種のおまじないですね。勝負パンツと同じ考えです。

この場合、もし良い結果が出せなくなってきたときは、違う時計をするのでしょうか。さらに、結果のことばかりを気にしながらゲン担ぎをしていると、関係ないところでストレスを溜めることになってしまいます。その為にパフォーマンスが落ちてしまうかも知れません。

大事なことは、心の状態を整えることです。ルーティンは心の状態を整える為に、ワーキングメモリーの隙間部分に不安や恐怖感が押し寄せないようにする行為とも言われています。自分だけのルーティンを決めて、大事な勝負所で行ってみてはどうでしょう。

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2.最悪の想定

“プラス思考” というと、「何でもポジティブに考えればいいと言うことね」と思っている方が多いです。確かに、苦しい時にマイナス思考に陥って、何もできなくなってしまうよりは、プラス思考で「もう一度やってみよう」と気持ちを切り替えることも大切なことです。しかしながら、如何なることに対してもプラスに考えることは、「間違ったプラス思考」とも言われています。

たとえば、野球の試合で、1点を争う接戦の展開での最終回、自分のチームがノーアウト満塁のチャンス。ピッチャーの立場としても「点を取ってくれ」と願うことが普通です。しかし、面白いことに、点が入らない場合に逆にスイッチが入るタイプのピッチャーもいるのです。

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この場面にこそ、本当のプラス思考とは何かを考えるヒントがあるのです。

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勝負の時は両方用意する

トップで活躍する一流のアスリートは必ず、最善をイメージしつつも、最悪までも想定しています。その思考こそが、真のプラス思考と思います。

試合途中で一喜一憂せず、最悪をも想定してあきらめない心が大事なのですね。

3.緊張を解き放つ

プレッシャーなどを感じて、緊張すると “あがり” の状態になってしまいます。“あがり” とは血が頭に上るという意味から気持ちが高ぶり、落ち着きを失ってしまう状態のことを言います。この状態は怒りを覚えたときと同じ状態のようです。

「失敗できない」といった心理的プレッシャーが、緊張を膨張させて能力発揮を妨げてしまうのです。では、どのように対処すれば、本番で能力発揮できるのでしょうか。

緊張は「思考」ではうまくコントロールできません。緊張状態にあるときに、頭で「リラックスしよう」「落ち着こう」と思えば思うほど逆にリラックスできなくなったという経験があります。思考を変えようとしてもリラックスするのは難しいのです。

これは、あがりの状態であるし怒りを感じる状態にも近いので、アドレナリンの働きが作用しているので、その働きを鎮めるために6秒待つ方法も良いかもしれません。

呼吸法を身に付ける

その時に、同時に行うのが呼吸法です。呼吸は、脈拍や体温などとは違い、自律神経を唯一意識的にコントロールできる方法です。

動作効果
息を吸う緊張を高める交感神経が活性化される
息を吐くリラックスする副交感神経が活性化される

緊張が高まりあがり状態になっているときは、無意識に息を吸ってしまっているのです。その為、意識して息を吐いて副交感神経を優位にしていくことで、落ち着きを取り戻しリラックスすることができるのです。

長期的なトレーニングを考える場合は、5分間瞑想がお勧めです。呼吸法も身につきます。

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まとめ

勝負に強い人の心得を3つまとめましたが、私としては呼吸法を身に付けたいと思っています。あがってのぼせているときに、落ち着けと言ってつい「息を吸って」と言いそうになりますね。これは、逆効果で下手すれば過呼吸になる可能性があることなので、指導者とすれば要注意です。スポーツ医学についても知見を広げる必要がありますね。

瞑想で心を落ち着かせましょう。

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