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大谷翔平の鬼気迫る2023年⁉ 忘れられません 本塁打王、おめでとうございます‼

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今年(2023年)の大谷翔平選手は、まさに鬼神の働きで普通の人から見ると、常軌を逸した活躍でした。

客観的な数値が出ているので整理してみます。打撃部門と投手部門、通常は片方で十分なのですが大谷選手は2部門とも必要ですね。今年はさすがのスーパースターも右肘の故障で、8月でピッチャーとしては今期終了し、打者としては右脇腹の痛みで30試合を残しての終了となりました。春からの全力疾走で疲れがたまり、故障に繋がったのでないかと推測されています。

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誰が見てもオーバーワークに見れたので、適度な休息の必要性、ましてや2刀流ならではの疲れの取り方を考えさせられる1年だと思いますね。ファンにそう思わせる大谷選手の行動に、感服させられます。

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鬼神の様な働き

今年(2023年)の大谷翔平選手の活躍は、野球を知らない人達にも、名前だけは知られたのではないでしょうか。それは、3月のWBCの世界大会で、大谷選手の活躍と相手国へのリスペクトの態度です。特に野球があまり知られていないチェコからは双方で、仲良くなっていました。その姿は、全世界への野球の伝道師のようです。

そして、決勝ラウンドでの日本及び大谷選手の活躍は、国内のみならず世界中の人に感動を与えました。選ばれた選手は、普段とは違う国を代表する責任感から多くのプレッシャーやストレスを感じています。その為、想像以上に疲労を抱え込むことになるようです。

日本の出場メンバーの多くも休息を多めに取り、コンディションを整えてプロ野球に参加しています。2023年の開幕戦に間に合わない選手も多くいました。

その中で特異だったのが、大谷選手です。WBC決勝(3月22日)で死闘を繰り広げ、最後はクローザーで同僚のトラウト選手を打ち取り締めくくったのです。その後、MLB開幕戦(3月31日)を先発ピッチャーで迎えるのです。誰よりも活躍しWBCのMVPに輝き、見た目にも疲れを心配されていたにも拘わらず平気な顔をして開幕を迎えるのです。まさしく超人でした。

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6,7月の活躍

その活躍を月毎に追ってみましょう。下記はバッティングに関してです。

<バッティング>

特筆すべきは、ホームランの数と6,7月の活躍です。両月とも月間MVPに輝いています。また、6月は長打率が0.981で平均が0.4に対して倍以上の値になっています。打率もほとんど4割で、ホームランは15本。まさしく鬼神の働きです。

次に、ピッチングを示します。

<ピッチング>

月毎に表すと大まかなイメージとの違いに気付きます。ピッチングは4月が良かったのですね。俗に春先はピッチャーの方が有利と言われています。それは、バッターが実践の球速に追い付いていないからだそうです。

残念ながら、5月以降は被安打も被本塁打も増えて行っています。しかし、7月28日にメジャーに来てからの初めてになる完封勝利を上げています。確かその日は、ダブルヘッダーで、1試合目が完封勝利で2試合目ではホームランを連発しています。このようなことは、メジャー初の快挙です。

しかしながら、2本目のホームランを打った際に左手で脇腹を気遣いながらグランドを回りました。その後の打席は交代し、理由は筋肉のけいれんとの発表でした。多分この辺りが、体の限界を示していたのかも知れません。

ポストシーズン(プレーオフ)を掛けた熾烈な戦い

本来であれば、体の異変を感じたならば休息をとるのが鉄則であると思うのですが、ちょうどポストシーズンをかけての闘いが続いており安易に休むことができませんでした。その為もあり、8月に入っても投手として出続け1勝を挙げましたが、遂に8月24日のレッズ戦で2回に右腕の違和感を訴え、降板となりました。これで、今期の投手としては終了となりました。

打者としては、右肘の影響はないとしてDHとして出場し続けていました。それでも、9月5日の打撃練習の時に、脇腹の痛みを訴え休場を重ねた結果IL(故障者リスト)に登録となり、今期の打者としても終了となりました。

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大谷選手の今期の成績

残念ながら、投手としても打者としても今期は終了となりましたので、成績をまとめてみます。7月時点のデータはこちら→

バッティング部門

9月24日時点の成績なので、大谷選手は変わらないのですがア・リーグ全体での順位は決定ではありません。

上記にありますように、途中戦線離脱してもホームラン王の可能性は高いですね。それと長打関係及びOPSは1位の可能性は高いです。

10/2に本塁打王は決定しました。日本人初。本当におめでとうございます。

ピッチング部門

バッティング同様、9月24日時点の成績なので、ア・リーグ全体での順位は決定ではありません

2023年は残念ながら規定投球回に達することができなかったので、順位などは全て架空のものになります。如何に昨年の投手としての頑張りがすごかったのかを裏付けるものに感じますね。それでも10勝を挙げているのは、さすがと言うほかありません。立派なエースです。

今後の大谷選手

大谷選手は報道で、9月20日にロサンゼルスの病院で靱帯(じんたい)を損傷している右肘手術を受けて、無事成功したという事です。2度目の手術になりますが詳細は明らかになっていません。

結果、来シーズン(2024)は打者のみに専念で投手はやりません。2025年は投手も解禁となり、2刀流復活になる予定です。

大谷選手は以前より、「自分は2刀流の開拓者なので、モデルケースになります。自分のでき如何で、次に来る2刀流選手の評価が決まってきます。良い見本になれるように頑張ります」と言っています。休息の取り方も、今年1年で良いデータが取れたと思いますので、来年以降は一回りも大きい大谷選手が見れるのではないかと期待が膨らんでいます。

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まとめ

「大谷選手も人の子でした」が一番の感想で、安心しました。あのまま、シーズンを通して鬼神の様な働きを続けていたら、それこそ宇宙人にされていたかもしれないですね。

上記の試合のスケジュール以外にも、今シーズンからはNPBでの交流戦に値する試合が大幅に増えてMLB全球団との対戦が可能になりました。これは大谷選手の人気がすごいので、どこのホームスタジアムでも大谷選手が見れるようにしたものだそうです。ファンには嬉しい事なのですが、選手にとっては遠征が増え移動時間が多くなるので疲れやすくなります。

MLBはNPBに比べても試合数が19試合多く、162試合です。期間はさほど変わらないので、スケジュール的に連戦が続きハードです。このスケジュールに合わせるのに、NPB出身者は苦労するそうです。やはり、適度な休養が必須になると思います。

今回の大谷選手の怪我で、MLBも選手に対しての配慮が必要であると考え直してくれることを祈ります。選手あっての球界です。

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