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少年野球の「お茶当番」事情! 米国では加点主義で合理的対応?

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マイ

少年野球のお茶当番は日本だけの話ですか?

どうだろうね。日本的な感じはするけど、野球の本場の米国ではどうなんだろう

ヒロおじ
マイ

そうですね。参考に調べてみたいですね

アメリカの子供たちのスポーツ参加事情

アメリカを拠点に活動するスポーツライター・谷口輝世子さんの話を見てみましょう。

「アメリカの家庭は、子どものスポーツ参加についてとても熱心です。もともとスポーツが盛んなお国柄ということに加え、年齢があがってきたときの競争で出遅れないようにという意味合いもあります。」 アメリカでは、大学入学選考の評価対象に課外活動(運動部、ボランティア、芸術活動など)があります。日本の内申書よりも厳しいものだと思います。

目的大学入学選考の評価対象の課外活動(運動部、ボランティアなど)の点数確保
中学・高校時代運動部への入部希望者が多い ⇒ トライアウトで選考
⇒ 実力がないとトライアウトに通らない
子供時代中高時代のトライアウトに通るために力をつける必要がある
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日本でも、各スポーツの特待生及び推薦入学の時は、実績が必要になります。

アメリカでは、一般の入学選考でも必要になります。日本よりも、必要性があるからスポーツに参加するイメージですね。保護者は、子供の将来に少しでも選択肢を広くするために、協力を惜しみません。

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保護者のやること

小学生のチームでも全員はいれるわけではありません。大きく2つのタイプに分かれます。

チームのタイプ内容中学・高校の運動部
レクリエーション  比較的練習が易しい
⇒希望者の多くは入団できる
  ✕~△
トラベル泊りがけも辞さない遠征で試合をおこなう競技チーム    
⇒人数制限があり、トライアウトを1年ごとに実施
  △~〇

 トラベルチームは、レベルの合ったチームと試合をする為、時には100km離れた町まで遠征に行きます。その際は、保護者が送迎にあたります。当然、1日潰れますね。遠征先でパソコンを開いて仕事をする親はたくさんいます。アメリカでは相乗りを『カープール』といいますが、他の子どもを送迎することも『カープール』と呼ばれ、このような互助なしで、アメリカの子どものスポーツは成り立ちません。送迎に関しては、日本も同等ですね。

 遠征先では、試合の補助や試合後のおやつや飲み物出しの役割もこなします。しかし、当番制ではありません。

項目日本アメリカ
お茶・飲み物提供  当番制当番制はない
各種役割分担制マネジメント担当が、小さくタスクに分ける
⇒できる人が手を挙げる
コーチ
マナージメント担当
特定のメリットなし    
特別扱いはダメ   
実利的なメリットあり
協力的な保護者の子供は、トライアウトで優先的に
合格になるし、試合にも出れる
考え方『やらないと損をする』減点方式『やったら得をする』加点方式

 アメリカは、「やったら得をする」ことが認められているので自然と協力者も増えてきます。文化の違いがあるので一概には言えませんが、日本でも参考にできることはあるかもしれませんね。

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まとめ

 日本の少年野球の実情に照らせば、アメリカのようには対応できませんが、親の自発的な協力と指導者の柔軟性は考えなければなりませんね。

 小学校のクラブチームでは指導者、保護者、選手の三位一体でいろんなことを喜んだり悔しがったりすることが醍醐味です。小学生が、親が見ている試合でヒットを打ったときの誇らしい顔を、1度見たらやめられなくなりますね。そんな感動は、なかなか味わえるものではありません。

 しかしながら、そのような温かい保護者の気持ちに頼っていたからの現状かも知れません。考え直す時期に来ているのも確かですね。

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